殆どの人は特別な資格を持っているわけではない
資格を持っていると就職で有利になるという話を聞いたことがあると思いますが、
社会人として働いている人の殆どは特別な資格を持っているわけではありません。
しかも就職が有利になると言われている資格ですが、実際には言われているほど
資格が就職内定に有利に働くと言えないのが現状です。
にも関わらず以下のようなことを言われた経験はありませんか?
- 暇をしているなら資格の1つも取ればいいのに
- 時間がある間に資格を取っておいた方がいいよ
- 資格取得の勉強をする時間ぐらいいくらでもあるでしょ
殆どの社会人が資格を持っていないという現実がありながら、
フリーターに対しては時間があるという理由だけで資格取得を勧めてきます。
自分たちは資格を持っていないのに、フリーターに対して強気に出てくるのは
それだけ下に見ていることの表れではないでしょうか。
資格を持っていること=勉強に時間を費やした結果
であることは間違いありませんが、だから就職に有利か?と言われると
頑張ったんだなという気持ち程度は効果があるかもしれません。
資格と言っても幅広いものがあるので、時間があるからという理由だけで
取得できるような資格にどれほどの意味があるのかは推測できるのではないでしょうか。
持っていて当然の資格がある、それは普通自動車運転免許証
逆に多くの人が持っている資格があります、それは普通自動車運転免許証です。
車を運転するために必要な国家資格で、身分証明にも広く使われているもので
持っていて当然と考えられています。
多くの人は大学などの学生時代に教習所に通って取得することになりますが、
女性は取得しない人の割合が男性に比べると多い傾向にあります。
ただ仕事をする上で運転免許証がないと困るシーンもあるので、
できるだけ取得したほうがいいでしょう。
営業職なら社用車で出先を回る可能性もありますし、そうでなくても
何かを運搬するなら免許は必要になります。
更に言えば、大型免許を持っていなくても一定の大きさのトラックまでなら
普通運転免許で運転することができます。
そのため運転免許を持っていれば、運送業界で働くことだってできるのです。
持っているのが当たり前のようにに言われていますが、持っているからこそ
できる仕事があることを多くの人が見落としているのです。
資格を持っていても、仕事に活かせなければ意味がない
色んな資格を持っていることは、それだけ努力したことの証として称えられるでしょう。
ただどんな資格を持っていても、仕事に活かすことができなければ意味がありません。
逆に誰でも持ってる普通自動車運転免許証でも、仕事に活かすことができれば
持っている意味は活かしていない人より何倍も価値があると言えます。
- 時間があるなら資格を取得すれば?
- 今のうちに資格の1つでもとっておきなさい
というのは闇雲に取得しても意味がないことがわかるでしょう。
どんな仕事をするために、この資格を取得すればどんな風に活かすことができる
だから取得のために時間を使って勉強しようという考え方をすべきです。
どうやって仕事に活かせるのか、簡単にわかるものではありませんから
やってみたいと興味のある仕事があれば、その仕事がどんな内容なのかを分析して
必要な資格をチョイスすればいいでしょう。
そしてその中から本当に意味があるものに絞って行く作業をすれば、
資格を取得する意味も出てきますしアピール材料として使うことができるのです。