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就職活動を長期化させないために

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大学で学んだことを実務で活かしたいというフリーターの話は頻繁に耳にします。
しかし大半の学部は学んだことを実務に転換するのが難しい状況です。
一部、電気電子工学、工業系、IT系の分野については、スキルとして実務で活かすことは可能です。

 

上記の特別な学部以外は仕事に活かすことは難しいので、就職活動が長期化しやすくなります。
長期化すればするほど、内定は遠くなっていきますし時間だけを消費してしまいます。
そうならないように以下の点について注意して就活を行いましょう。

 

  • 就職活動の期限を決める
  • 学んできた分野に絞って就活する
  • 期限が来たら、新たな仕事選びの条件を決める
  • 決めた条件での就活期限を決める
  • その内容に沿って就活を再開する

 

このように徐々に就職対象となる企業の幅を広げていくとともに、その間に視野を広げましょう。
何かしらの経験が必要であれば、それが可能なアルバイトを探してみるとか、資格が必要なら勉強と併用して活動するなどが挙げられます。

 

一番問題になるのは一つの職種にとらわれ過ぎて、そこから動かないことです。
期限を決めるのは、そういったことにならないための保険だと思ってください。

 

ダメならダメで次を考える、そのような考え方の転換ができないと長期化してしまいます。
大学で学んだことなど無意味なんでしょ!って思うかもしれませんが、仕事で活かすという点では難しいというだけで、全く無意味なことなどこの世の中にはありません。

 

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語学スキルは非常に有利

大学で学んだことの中でもありがちなのが、語学を生かしたいというもの。
英語、中国語、ドイツ語、フランス語などは大学で学ぶことができますし、留学などである程度しゃべれるようになる人が多いので、そういった語学を仕事に直結させられればと考えるようです。

 

求人数でみると英語、中国語に関するものは比較的コンスタントにありますが、それ以外の言語は既卒、第二新卒ではまず求人がありません。
語学力をアピールするためには、実務でどれぐらい通用するかという点です。

 

目安になるのは留学期間が分かりやすいでしょう、短期間のワーキングホリデーなどではスキル不足と判断されることがあります。
海外の大学を卒業する程度まで行けば問題ないと言えます。

 

他にもTOEICを受験しそのスコアを評価基準としてアピールする方法もあります。
少なくとも800点以上あれば一定の評価を受けることができるでしょう。

 

ただ、勘違いしてはいけないのはTOEICで高得点を取るために、今から勉強するのは時間が無駄になりますので辞めた方が良いです。

 

そして語学力を生かそうとする人にありがちなのが、語学というスキルに頼りすぎてしまうことです。
語学力があるんだから、これ1本で何とかやっていけるに違いないと思うのは大きな落とし穴に落ちる可能性があるので危険です。

 

企業は語学だけでなく総合的に採用職種で成果が出せるかどうかを判断します。
ですから、語学というのはあくまでも1つの武器としてアピールするのがイイでしょう。

 

語学力を生かして就職するための3つのステップ

3つのステップを意識することで劇的に語学力を就職の武器にすることができます。

 

  • 期限を決めた上で、海外営業や外資系企業に絞って就職活動する
  • 就職の幅を広げてみる、海外営業から技術職などまで
  • 語学と関係のない職種でベースとなるスキルを身に着けてから、  語学力を発揮できる会社に転職する

 

このように、語学を活かすためには上記のことを行うことで空白期間をなるべく短くすることができるでしょう。
それでは面接で質問される内容への回答事例を2つ見てみましょう。

 

事例1 語学を活かすことにこだわりはありますか?

こだわりはありません。
というのも語学は私の強みだと思ってはおりますが、それは1つの武器にすぎません。

 

営業を行う上で語学は役に立つことがあれば活用していきたいと思うものであり、まずは営業職としてのスキルを身に着けたいと考えています。
その上で私の語学力が活かせるチャンスがあれば、積極的に活かしたいと考えています。

 

事例2 留学経験で得た物は何ですか?

留学という日常とは違う環境に身を置くことで、新しい環境への適応力を身につけられたと考えています。
日本語が通じない環境ですから、最初は戸惑ったりストレスになることもありましたが、彼らの持つ文化などを理解した上でコミュニケーションを取ることを意識するようになってからは、自然と溶け込むことができるようになりました。

 

これらの経験から環境への適応力を身に着けることができたと考えています。
そしてこの適応力は仕事においても活用していけるポイントになるのではと思っています。

 

大学で学んだことを仕事に活かすというのは簡単な事ではないことが分かるでしょう。
それでも何とかして活かしたいと思うのは当然の心理です。

 

ITエンジニアの一部には海外と日本の間を取り持つ職種として、ブリッジSEというものがあります。
海外の多くは英語をメインとした語学になっているので、技術力は当然必要になりますが、語学がある程度必要にもなります。

 

ただ、面接で重要になるのは語学力をアピールすることではなく、技術者としてこういった方向で成長したいことを伝えることで高評価を得ることができるでしょう。

 

英語力を活かしたいと前面に出してしまうと、それだけを目標にしていると思われます。
仕事というのは必ずしも一つのことに特化しているわけではありませんから、語学と関係のないプロジェクトになった場合に適正がないのではないか?やる気が出せなくて辞めてしまうのでは?と思われる可能性があるからです。

 

将来性をどのように判断するかも重要になります。
テクノロジーは日々進化していくわけですが、そのテクノロジーに奪われることのない仕事を選んでいるかどうかです。
ネットが発達しAIが進歩していく中でも人間にしかできない仕事というのは、付加価値の高いスキルが必要になってくるでしょう。

 

技術職、営業職、事務職など全てにおいて共通することは、より高度なスキルを身に着け、テクノロジーに奪われない人材に成長することです。

 

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