履歴書であなたを魅力的にみせる方法
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いざ正社員を目指して就職活動を始めてみたものの、履歴書を出しても書類で弾かれてしまう。
そんな悩みを抱えているフリーターも少なくないようです。
世の中には「履歴書の書き方」をレクチャーしている書物やWebサイトは多いもののほとんどが新卒向け、もしくは経験者や中途採用者に向けたものです。
フリーターの人がこんなものを参考にしても、役には立ちません。
勿論「履歴書の書き方」に正解はありません。
応募者の年齢や学歴、人柄、性別は様々ですから、こう書けば成功するという「答え」はありません。
しかし結果として脱フリーターをしたという人たちの履歴書には共通点があります。
転職回数が多い場合の盛り方
転職回数が多いこと自体は大きな問題ではありません。
不景気ですから勤めていた会社が倒産してしまったり、ブラック企業だったり、リストラされてしまうということは誰にでも起こりうることだからです。
勿論キャリアアップするための転職というのもあります。
しかし目的もなく転職回数が多いというのは企業側からしてマイナスポイントになります。
うちの会社に採用してもすぐに転職してしまうのではないか?という危機感を与えるからです。
これはフリーターでも同様です。
「色々なアルバイトを通して人生観が広がった」と言い換えてみても印象はよくなりません。
飽きっぽい人間ではないというアピールのためにもバイトを変えた理由が必要になるでしょう。
例えば、将来デザイナーを目指している人がDTPオペレーターのバイトをして夢をかなえるための実績作りとして派遣社員になった。
それから正社員になるためにデザイン会社である御社に応募したというのであれば転職の必要性は明らかですからプラスの材料になるでしょう。
同じように前の仕事を活かしてバイトを通して学び、それを次の仕事で活かしたいということをアピールすることが必要です。
ネットの履歴書記入例を丸写ししたものは即、不採用
求人雑誌などに書いてある「履歴書の書き方」を参考に記入例を丸写しにしたような志望動機などは、まず弾かれます。
「御社の将来性に魅力を感じた」「やりがいがありそうだと思った」など安直なフレーズを使った時点で弾かれると思いましょう。
漠然としていますし、曖昧すぎます。
資格の覧に普通自動車免許しかない、というのも考えものです。
資格を持っているから歓迎されるわけではありませんが志望する職種に関する資格を持っているなら積極的に書いてアピールすべきです。
この時、資格を取得することによって会社で働く上で実際に役に立つということを説明できると良いですね。
退職理由は多少盛ってもOK
複数のアルバイトを経験している場合、前の職場を退職した理由については後ろ向きな情報は歓迎されません。
人間関係に嫌気がさした、時給が低かったなどではまたすぐに安易な理由で会社を辞めてしまうのでは?と危惧されてしまいます。
理想的な理由は「前の勤務先は業務にも精通し、充実していたので長く続けたかったのですが会社の都合上、それ以上のキャリアアップが難しかった」というものです。
フリーターの場合には「自らのキャリアアップのために御社を志望した。
バイトで培ったスキルが、御社の業務で〇〇で具体的に役に立ちます」と説明できるとベストですね。
アルバイトと希望する職種に関連性がある場合には詳細に書きましょう。
関連性がない場合には、入社年月日と退社年月日だけにすると良いでしょう。
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アルバイト退職理由と志望動機に関連性を持たせると印象が良い
退職理由と志望動機は非常に重視されることです。
この二つを適当にしていれば、書類選考を通過するのはかなり難しいです。
退職理由には会社(雇い主)都合と自己都合の退職があります
会社都合とういうのは業績不振などによる人員調整です。
自己都合はあなたの都合で退職したケースです。
人員調整の場合には、印象が悪くなると思われるかもしれませんが、業績不振などは個人でどうにかできる問題ではありませんから面接でカバーすることは十分に可能です。
退職理由はホントは後ろ向きであっても、前向きな理由をひねり出して書く
前の職場への不平不満はもっとも書いてはいけないことです。
本当の理由が会社、バイト先への不満が一番の理由だったとしても、面接はあなたの悩み相談や仕事の愚痴をこぼす場ではありません。
これから受ける企業で、自分がどんな風に役に立てるのか、ポジティブに頑張ることができるのかをアピールしなくてはいけません。
「アルバイトより責任のある仕事をしたい」
「キャリアアップして人生設計を立てたい」
など前向きな今後を想起させるうような退職理由と志望動機を書いてください。
正社員ではなくアルバイトをしていた理由に関しても「就職活動がうまくいかなかったので仕方なく」ではなく、「実力不足で内定はいただけなかったが、よいチャンスと考え、アルバイト期間中にスキルアップの努力をしていた」と説明したほうがよいでしょう。
次>>10人中8人のフリーターが驚いた。「スマホで30秒です」騙されたつもりでやってみた結果…
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志望動機で採用担当者の心をグッとつかむ方法
現在フリーターをしている人が正社員を目指す方法は3つです。
- フリーターから正社員採用を目指す
- アルバイトでスキルを身に付けて転職
- 専門学校を卒業して「新卒」として就職
いずれにせよ必要になるのが志望動機です。
二つ目のアルバイトでスキルを身に付けるというのは当然ですが、同業種から同業種へ関連性のあるアルバイトを選択するのが大事です。
システムエンジニアを目指しているのに、飲食店のアルバイトでは意味がありません。
アルバイトを選ぶ段階で、正社員になるための志望動機が始まっていると言えます。
志望動機に必ず書くべきこと
志望動機に書かなくてはいけないのが、「職種を志望した動機」と「その会社でなければいけない理由」です。
面接ではこの2点を深く掘り下げられます。志望動機に簡略的に書き、面接では明確に説明できなくてはいけません。
これはあなたの本気度を確かめるための質問です。
求人を出すというのは会社にもコストが発生する行為です。
求人広告の費用、面接にかかる手間と費用もタダではありません。
採用したら名刺を作ったり、それだけでも費用がかかりますし、教育している期間はお給料を払ったからといって会社に利益は発生しません。
採用した人材が使えなかったり、すぐに辞めてしまうと莫大な損害が発生するのです。
ですから中途半端な気持ちで応募していないか、真面目に働けそうか、会社に利益をもたらしてくれそうかというのを見るのです。
「その会社でなければいけない理由」というのも一緒です。
よほど特殊な企業でない限り、同業他社は山のようにあります。
その中で、なぜその会社を選んだのか?というのが重要になります。
これも同業他社でもっと条件の良い会社があれば簡単に移られるのでは?という理由からです。
どうしてもこの会社じゃなければいけない理由があればちょっとしたことでは辞めないと考えて、安心して採用できるのです。
フリーターから正社員を目指す場合、具体的に志望動機をどう書けば良いのか?
志望動機の具体的な書き方について考えていきましょう。
想定するケースは、大学を卒業後数年間フリーターをし、やはり将来を考える恋人ができたことから一念発起して正社員を目指して、簿記検定1級を取得、経理のアルバイトを経ているというものです。
重要なのは、正社員を目指すまでの流れに一貫性があることです
要は、あなたの中で「一貫性のある物語をつくる」作業をすればいいのです。
まずフリーターになった理由ですが、「就職活動が上手くいかなかった」だけではダメです。
「在学中は全力で就職活動に取り組んだが、将来を明確に描くことができなかったため結果として内定をもらうことができなかった」と実力不足と反省をアピールします。
そして「卒業後はいくつかのアルバイトを経験したが、経理の道に進みたいと思うようになり、父の知り合いが経営する税理士事務所でアルバイトをするようになりました。
しかし実力不足から足手まといになっていることに気付き、一刻も早く実務能力を身に付けるために簿記1級の資格を取得しました」と続けます。
きちんと将来を描いた上で、経理の勉強をしたいと資格取得ができる努力型の真面目な人間だとアピールすることができます。
ここから「アルバイトしていた事務所では、能力がある人はどんどん活用するという方針だったため、3年間のアルバイト経験を通して決算書や税務申告書の報告も一人で作れるようなりました。」と具体的に実務能力が身に付いたことを添えます。
この流れを受けて「経理という仕事の難しさは感じていますが、完璧な決算書を作り上げたときの達成感や充実感に魅力を感じています」と困難な仕事もやりがいを持って、最後までやり通す、そんな人間性を伝えましょう。
なぜ、その会社でなければいけないのか?というのは一番難しい理由ですが…
社風や経営理念など薄っぺらいものだけではなく、「友人の父が経営する建築事務所の顧問が御社でして前々から評判もお聞きしております。アットホームな雰囲気の中でも仕事に関してはきっちり厳しいという社風に憧れて御社を志望しました」と具体例を添えると効果的です。
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専門学校へ進学する場合の志望動機
専門学校を出てから新卒として就職する場合には、まず専門学校選びから志望動機は始まっていると考えましょう。
将来建築関係に進みたい人は建築関係が学べる学校に。
飲食関係に進みたいなら調理師資格が得られる学校を選びます。
医療系に進みたいなら医療系の学校を選びます。
具体的に将来が描けない場合には、就職に役立つ資格を取得できるか客観的に見て自分に適正にあっているかどうかを基準に選びましょう。
専門学校には色々な学校があります。
特定の資格を取得するための学校、専門技術を習得するための学校など様々な学校がありますが、将来に役立つ専門的なスキルを学べるかどうかです。
趣味の習い事をするわけではないのですから、具体的に役立つものでなければいけません。
例えば、ビジネスマナーを学ぶ専門学校というものがあります。
しかしこれは高校や大学を卒業して、普通に社会人として就職していれば数年のうちに必ず身に付いているものです。
持っていて当たり前のスキルを、普通の新卒よりも年齢を重ねた人間が「できます!」と言ったところで何の意味を持てるでしょうか?
また専門学校を卒業してからの就職であればフリーターをしていた期間は「専門学校で学ぶための費用を貯めていた」とすることができます。
実際の事実はどうであれ「親にお金を出してもらうことができず、自力で学費を稼ぐためにやむを得ずアルバイトをしていた」と言えば、印象は悪くありません。
同じように、事実はどうであれぷらぷらとフリーターをしながら「将来は医療系に進みたいなぁ」と思ったのではなく「最初から医療系に進みたいと思ったが事情があって進学ができずにフリーターだった。アルバイトをしながら、いつか夢を叶えたいと頑張ってきた」とするほうが印象がよいです。
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自己PRは自己紹介ではない!採用担当者にあなたが必要な人材だと思わせるのが自己PR
自己PRでは会社に役立つ人材になれることをアピールしなければいけません。
単なる自己紹介で自分について述べるのであれば「明るい性格で落ち込みにくく、友達が多いです」とか「真面目で几帳面、コツコツタイプです」で十分ですが履歴書となると不十分です。
会社側が知りたい情報は、あなたがどんな性格なのかということよりも、会社にどう貢献できるのか、という点です。
会社側に立ってみればどんな自己PRが喜ばれるのか、ということが分かると思います。
例えば「人情深く思いやりがある」のであれば、この自己PRが会社にとって、業務でどんな役に立つのかということを併せなければいけません。
単に「人情深く思いやりがある」だけでは、「で?それが何の役に立つの?」と思われるだけです。
自己PRでも求められるのは具体性です。
面接では確かに人柄の良さも求められますが、役に立てるかどうかが最重要項目だからです。
新卒採用はその人のポテンシャルを、中途採用では即戦力が基準になります。
「様々なアルバイトを通して、他人に思いやることの重要さを学ぶことができました。自分の意見だけを押し通すのでは、余計な摩擦が生まれてしまいます。思いやりをもつことで円滑な人間関係を結べます」では具体性がありません。
「思いやりを持って、自分だけではなく他人の視点で物事を考えることで当事者の立場にたった商品づくりを行うことができます。
今困っている人が本当に欲しい商品はどんなものなのか?という視点に立つことで御社で商品開発に役立てることができます」と具体的に書くことが大事なのです。
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